と、久々に思ったゲームがある。
「Dream C Club」という擬似キャバクラゲームだ。
ゲームをあまり買わないのに業界チェックだけはしっかりと
してしまうのがなにか悲しくもありながら、
自称セミプロのゲーム評論家なのでこういうのには
まことに勝手ながらレビューしたくなる。
(大竹まことはPC-Engineに興味は無かったが)
[プレイ画面]
まず、ゲームとしての最近の流行を抑えているところが素晴らしい。
・キャラクタが3次元ポリゴンで描かれている。
・服をプレゼントすることで、女の子がそれを着てくれる着せ替え機能。
・カラオケをすることで、女の子がステージで踊りながら歌ってくれる機能。
・対象ハードがX-BOX360。オンラインで追加アイテムを購入できる機能も実装?。
→これって、アイドルマスターと同じノリだし・・・。
どうせ、撮影機能も実装するんでしょうな d(´д`o)
最近のゲームで、バーチャルキャバクラをミニゲームとして実装した
「龍が如く」シリーズが大ヒットした実績がある。だから売れる自信があるのだろう。
2009年夏発売だが、発売タイミング的にも業界を見極めてる感がある。
結局は、いいとこ取りのゲームでこれは爆売れ間違いないだろう。
しかし、今までバーチャル○○なゲームは多数あったが、
キャバクラってのは、龍が如く以前にはありそうでなかった気がする。
なんでだろうって気がする。
これは勝手なNatasya理論であるが、、
ゲームを極度に愛すヲタク系の人っていうのは基本的に保守的だと思う。
まず自分の世界とこだわりを持っている。同じ世界に共存する仲間とは意気投合するが、
そうでない人達との間には敷居の高い境界線を持っている。
逆にキャバ嬢ってとってもリベラルな考え方をしている。
広く浅くの考え方で物事を深く考えない。だれとでも意気投合するが、
深い話になるとよく分からないので、ふ~ん、か、どうでもいいじゃん、てな反応をする。
だからきっと、熱い人とはソリが合わない。
結論: 両者は対極の人種であり、苦手意識があるに違いない。
(※ただしメイド喫茶は除く)
だが、そんなヲタクの特性から来るキャバ嬢に対する苦手意識を、
このゲームはたった一言でそれを解決してしまっている。
ゲーム内のキャバクラ店には、なんと
「純粋(ピュア)な心の持ち主でなければ入店できない」 という設定なのだ。
(っ゚Д゚;)っ エエーーッ!?
純粋な人はそもそもキャバクラに行かないんぢゃ・・・。
都合が良すぎる設定だが、
過去に少年ジャンプの電影少女が同様の設定で成功を収めている。
(あれは純粋な心の持ち主にしか見えないビデオショップ屋だった・・・)
ゲーム内容的にも女の子と話すのには金(ゲーム内の金)を消費するし、時間制限はあるし、
バイトなどで稼いだり、プレゼントを貢いだり、システムとしてはリアルなくせに、
この設定ひとつでプレイヤーが背負うであろう背徳感をぬぐいさっている。
また、「きっと働いている女の子もピュアなんだろう」的なイメージも与えられ、
恋愛シュミレーショインとして購買層をより広げさせることができる。
ナニをもって純粋(ピュア)と言えるのかは永遠の謎だが、
メーカーのこの設定には正直「上手い」と思った。
自分自身がヲタクなのでやはり熱くなってしまったが、
ま、結局はどうでもいい話ではあるな。