この顔にビビッときたら110番!
[ゲームクリエイターの飯野賢治氏]
キモ系のビジュアルだけど、この人がゲーム業界を沸かしていた時期があった。
ちょうどNatasyaが暗い青春(男だらけ)をまっただ中の頃だった。
今日はその頃の話。
超がつくほどのゲームっ子であったNatasya。
ファミコン時代、スーパーファミコン時代の任天堂独占体制を終えて、
次世代ゲーム機戦争に突入していた時代はちょうど高校生の頃。
この頃、学校のクラスの中でも、やっぱりゲーム機ごとの派閥ができていた。
Sonyのプレイステーションか、SEGAのセガサターンか。
この手の話になると、かならず皆熱くなって「こっちのが勝つ!」と
激しく主張しあって最悪ケンカにもなる。そんな時代。
SEGAもSonyも初期の頃は本当に5分5分の戦いだったが、
ゲーマーと呼ばれる濃い層は、セガサターンを推している率が高かった。
そしてNatasyaもセガサターン派の一人。
そんな5分5分の戦況も、ある作品の投入によって明暗がハッキリする。
それはFainal Fantasyシリーズの最新作がプレイステーションで
発売されると決定されたから。するとそれを機に、
他のソフトウェアベンダーもプレイステーション陣営に付くことが多くなっていった。
セガサターン派からすると、次第に劣性になっていくその状況が、
それはもう悔しくて悔しくて・・・。
プレイステーション派のやつからは「ほらね!」みたいな顔されるし。
「ウキーーーッ!!」
そんな中で登場したのが、あの飯野賢治氏。
ある時に彼が「プレイステーションの展示会」の最中に事件を起こした。
プレイステーションで開発中だったとあるゲームを急きょ凍結し、
セガサターンで開発&発売すると大々的に発表をした。
(プレイステーションの展示会なのにですよ)
それは苦境に追いやられていたセガサターン派にとっての光!。
まさに救世主!。そう見えてしまっていた。
それもあって、その後のゲーム雑誌でも彼はかなり取りざたされていた。
彼のその破天荒なパフォーマンスや持前えのクリエーター魂に
心底惚れこんでいった自分がいた。
今思えば、人というものはこんなに簡単に信者になれるんだな。
だって、彼がセガサターンで発売したゲームはほぼ買ったけど、
今思うと、「うーーん・・・」と言いたくなるような物が多かった。
特にこれってどうよ、と思ったのは、セガサターンで発売されたゲーム、
「リアルサウンド ~風のリグレット~」だ。
当時、飯野信者だったNatasyaは当然発売日に購入した。
なんといってもこのゲーム、画面が真っ黒で一切何も表示されない・・・。
青春ストーリーが音とセリフだけで展開されるサウンドノベル。
たまに選択肢があるが、選択肢があることを音で告げられ十字キーで選択する。
今だったら、「こんなもんゲームじゃねーよ」、と正直思う。
確かに「視聴覚障害のある人にも楽しめるゲーム」とも言っていた。
でも、そういう人がこのゲームの為にわざわざゲーム機本体まで買うか?
言ってしまえば、ラジオドラマに毛が生えた程度のゲーム性。
別にゲーム機でわざわざ出すモノじゃない。。。
それでいて値段も相当高いし。(約6800円)
でもその ~リアルサウンド 風のリグレット~ をやっていて、
自分の中で活かされたことが1回ある。
ずいぶん昔のことだが、菅野美穂と柏原崇がウワサになったことがある。
TVなどでは、「ドラマでの共演がきっかけ」と言っていたが、
実際は違うんではないか俺は思っている。
菅野美穂と柏原崇は、ウワサになるちょっと前に
この ~リアルサウンド 風のリグレット~ で共演しているのだ。
しかも恋人役っぽい関係で!。(←細かくは覚えてない)
この作品で二人は急接近していたのは間違いない!。 (ニヤリ)
あ、そんだけです。