ある日、家の固定電話が鳴ったので出た。
相手はセ○チュリー21を名乗る「投資用マンション勧誘」。
デカい声で即答する。
「興味は無いのでもうかけて来ないでください!」ガチャ!
それを見た嫁ちゃんが言う。
「そんな乱暴な電話の切り方はダメでじゃないの?」
それに対して返答する。
「ああいうのは、ハッキリと、大きい声で、明確に、
断わらなくてはいけないんだ...」
今でも思い出す。
もう20年くらい前の話。社会人になって間もない頃に、
会社の電話に同じような投資勧誘の電話がかかってきた。
「電話というのは丁寧に応対しなくてはならない」という教育を受けていたので、
丁寧に断った。
が、あれこれ理由をつけて電話を切らせてもらえない。
何度も断った後に、電話を強制的に切った。
またかかってきた。またすぐ切った。
数時間後、またかかってきた。
今度は「もう会社の前まで来ている」という。
「知りません」と言って電話を切った。
またかかってきた。すると、
「私がここまで来た時間と交通費が無駄になるのだから、
会わなければ損害賠償で訴えるぞ」と言ってきた。
もうムシャクチャ...。
結局、仕事にならないので上司に相談して代わりに対応してもらったが、
今でも思い出すだけで、腑が煮えくり返る記憶として残っている。
つまり、自分の中では、不動産投資、先物取引の勧誘電話は、
半グレがやっている詐欺商法という認識。だから、
中途半端に相手すると家庭をも巻き込まれる可能性もあるので
「大きな声で明確に断って即切りする」
「曖昧な態度はお互いを不幸にするだけ」
という説明までしたら、少し納得されていた。