山口もえが好きだ。
でも 土曜日の朝の方がもっと好きだ。
それは休日だからということもあるけども、
自分の好きな旅番組がたくさんやっているということが大きな理由。
旅番組は大抵好きなんだけども、その中に「旅サラダ」という番組がある。
ゲストが国内、海外、旅をした内容と、あと忘れて行けないのは、
ラッシャー板前が旬の魚や果物などを紹介するコーナー。
「なぜにラッシャー板前?」
初めて見る人の関心事はそこなのかも知れないが、
Natasyaは違う視点でこのコーナーを見ている。
それは、全国の農協などが企画したと思われる「萌えキャラ」が結構出てくるから。
このブログを読んでいる人なら、そのくらいのことは知っていると思うが、
その土地の特産品を売り出す為に、特産品を擬人化し、萌えキャラとすることが、
数年前から結構流行っている。
※そんなこと知らない、と言う人は、とりあえず「萌え米」とかで検索!。
しっかし、
ラッシャー板前のバックで、その萌えキャラの着ぐるみがいたり、のぼりがあったりするが、
なぜか番組内でその辺にコメントされることが皆無なのはなぜだろうか。
神田正輝が思わず萌えキャラに興奮しまって取り乱すシチュエーションとか、
あってもよさそうなのだが、(考えただけでワクワクする)
なぜかリアル芸能人には萌えがあまり浸透していない。。。
ま、それはそれとして、この前も本屋に行った際に、
普通の小説やエッセイの表紙に萌え絵の採用率が高まっていることに驚いた。
ちょっと前だと、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
とか、そうだったけども、その影響からか、ずいぶんと萌え絵の表紙が増えたな・・・と。
そんな一般コーナーを横目で通り過ぎてNatasyaが向かうのは、
俄然ライトノベルコーナーである。
そして手にするのは、「なれる!SE 8巻」 だ。
完全な萌え表紙・・・。
なぜならば、これはライトノベルだからである!。
中身はようするに小説である。
ただし固苦しい内容でなく、はっきり行っちゃえばマンガの小説版。
Natasyaのライトノベル購読暦は長くなく数年というところ。
それでも実はものすごく将来性を評価しているジャンル。
なぜならばっ!
ライトノベルは、ボーカロイド(初音ミクなど)と通ずる物があると思っているから。
すごい文才があるけど、絵が書けないから漫画家になれない人。
すごい絵が描けるけど、ストーリーが考えれないから漫画家になれない人。
そういう人って実はこの世にたくさん埋もれている。
ライトノベルってのは、ほとんどの割合いで作者とイラスト(絵)を書く人が違う。
つまり、双方を得意とする人がマッチングすることでひとつの作品になっている。
これは初音ミクを始めとする消費者生成メディア(CGM)に近い発想。
今のところライトノベルは出版社が提供して書店が提供しているのだから
必ずしも上記に当てはまらないだろうけども、今後KindleやiPadの普及で、
電子書籍全盛となった時、初音ミクの様なCGM的なブレイクが必ず起こる。
つまるところ、Natasyaは萌え萌えする為ではなく、
1文化、1産業、としてライトノベルをたしなんでいるのである!。
(要するに単なるヲタクを超えたヲタクなのだ)
ちなみに購入した「なれるSE」は、表紙こそは萌え萌えしちゃっているが、
中身は「システムエンジニア」の苦悩話が書かれている非常に為になる内容。
この業界の人しか分からない専門用語が飛び交うようなニッチなストーリー。
一般マンガ雑誌では連載は不可能な内容があるのもライトノベルの良いところ。
しかも自分の境遇とダブってしまうことも多くて、
思わず失笑とか・・・結構ある。
実際に会社でこの「なれるSE」を回覧してみたら意外にも受け入れられている。
先日も、後輩K君から「最新刊はまだですか?」とせかされるほどの人気(?)。
そんな将来性のあるライトノベルであるが、
会社内での受け渡し時には、細心の注意を払わなければならないのである!。
(まるでエロ本のような扱いとも言える・・・)