「時代は変わった」
ナゴヤドームに試合を見に行った。
途中、「ピッチャー浅尾」とアナウンスがかかったとたんに、
ナゴヤドーム内が歓声につつまれる。
え、そんなスゴいやつだっけ? と思って友達に「浅尾ってどう?」って聞くと、
「お前は何を言ってるんだ!。あいつは全国区レベルのイケメンだぞ!」 だって。
野球界もついに顔が大事な時代になったんだってことを
改めて痛烈に実感させられた・・・。
といっておいて、別に野球の話でもない。
じゃぁ何の時代なのかと言うと、だれしもが持っている携帯電話機の話。
ある日、自分の使っている携帯電話機(ソフトバンク)が壊れた。
携帯が無ければ困ってしまうのですぐにソフトバンクショップに持ち込んだ。
<以下、店員とのやりとり>
店員:「修理の場合は最低でも15000円かかるんですよ。」
Natasya:「い、以外にお高いんですね・・・」
店員:「今なら端末もお安く購入できますので買い換えた方がよいですよ」
Natasya:「お、そうなんだ!。でも今の端末はまだ2年経ってないんですよね。。。」
店員:「お客様の場合、スーパーボーナスで購入しており、まだ2年経過していませんので、
未払い金として12000円くらい払っていただく必要がありますが、」
Natasya:「い、12000円ッスか!?」
店員:「修理よりはお安く最新機種に変更できますのでよいと思いますよ」
Natasya:「う~ん、、とりあえず修理に出して、修理金額が分かったら連絡お願いします。」
その日、ネットで夜な夜な携帯修理の事について調べてみた。
そしたら、ネット上でこの手の対応に対する
あまりの苦情の数にビックリしてしまった・・・。
その内容というのは、
「端末修理に膨大な費用を請求された」
「端末未払い金に膨大な費用を請求された」 というのが主な内容。
掲示板等に書かれたそれら金額を見ると確かに「これはキツイ!」と
言わざる得ない内容だが、その書き込みに対して冷静に答える人もいる。
「購入時にスーパーボーナス(端末購入制度)を理解していないだけだ」 と。
実はそのとおりなんだけど、
まず、ソフトバンクのスーパーボーナスという制度について説明せねばならない。
簡単に説明すると、「端末月賦割り制度」というもので、新規購入時の端末費が
0円となる代わりに「端末代金を2年間月々で分割払いをしていく」というもの。
それに加えて、携帯端末代金が非常に高額になってしまうのでソフトバンクが
毎月の請求に対して補助をしてくれるという制度。
つまり、今回のNatasyaの場合:
①購入時支払い:0円
②毎月の支払い(Natasya負担):1280円
③毎月の補助(ソフトバンク負担):2800円
④※本来の端末代金:97920円
この端末を2年使用することが条件になるので、この端末が1年9ヶ月で壊れると
②と③の合計×3か月分の12000円前後が請求されたのだ。
これがもし1年ちょっとで壊れてしまったとしたらウワっという金額が請求されることになる。
ちなみにちまたで人気のAppleのi-phoneについても言える。
端末自体はキャンペーン価格で安く購入できるが、
それは③の金額がさらに上乗せされているから。
となると2年以内の端末の変更を余儀なくされた場合はスゴイ金額が請求されると推測される・・・。
でも、壊れた場合は修理すればいいだけじゃん。それに保険もあるんでしょ?
保険はある。ソフトバンクの場合、毎月498円(高い)だ。
しかし、どうやらこの保険が適応されないケースが多々あるらしい。
ソフトバンクのサイトを見ても、保障される内容があいまいだといえる。
<以下、ソフトバンクのサイトより>
> 万が一の故障の際に修理代金が発生した場合でも、修理代金を100%割り引きいたします。
> 水濡れ・全損などのトラブル時に修理代金が5,250円(税込)になります。
> もしくは同一機種または弊社指定機種をあんしん保障パック会員価格でご購入いただくこともできます。
→え、タダじゃないの?
修理代金を割引き?。ゼロ円じゃないってこと?
> 水濡れ・全損修理可能な機種は一部のみとなります。
> 水濡れ・全損修理対応機種一覧 ※リンク先が開けず・・・
→対象外もあるの!? 対応機種のリンクも開けねーし!
> 本サービス適用の前提となる「水濡れ・全損」の判定は当社が行うものとし、
> 水濡れ・全損保証修理の対象外と当社が判断した場合は、
> お預かりした携帯電話を未修理状態のまま返却する場合があります。
→それが一番困るんだって!。
> 水濡れ修理の際、外装交換が必要となる場合があります。
> その場合は破損保証サービスも併せて適用させていただきますのであらかじめご了承ください。
> 水濡れ修理5,250円(税込)+外装交換3,150円(税込)=8,400円(税込)
→色々とお金がかかるんですね。。。
端末の金額以外にも、
ソフトバンク自身の問題点はこの辺りの保障のあいまいさなんだろうな。
多くの人が感情的になってクレーマー化する気持ちもわからなくも無い・・・。
ただし端末自体の金額が高くなるのは、
しかるべきしてなったということは理解しなくてはならない。
総務省からこういう指針が出ている。
「端末の価格と回線の価格は分離しなくてはならない」と。
以前は端末新規ゼロ円があたりまえだった時代、
すぐ解約&新規で端末を買い替える人が続出した。
高機能端末が発売された場合、故障した場合、
多くの人が新規で機種変更することで実質タダで端末を購入した。
その反面で端末代金の負担を通信会社の経費でまかなっていた為、
回線費(基本使用料金や通話料金)が長い間、高水準に据え置きにされた。
つまり同一機種を長期間使用する人が実質的に損をしていたということだった。
こういう背景があって総務省が方針を出しているのだから、
回線は安く、端末は高くなるのは当たり前だし、正しいことだと思う。
これには順応していかなくてはならない。
ホワイトプラン980円。
Natasyaはこれによって毎月の支払いが馬鹿みたいに安くなった。
その背景として端末に関しては馬鹿高くなっている。
10万円する家電を修理するにも普通は1万~3万ぐらいはするもんだ。
機種変更時の端末費の高額請求も
高額な修理費言わば普通のことだったのだ。
逆に我々が意識しないといけないのは、
普段から10万円くらいする高価な電子機器を持ち歩いているということ。
これを壊してしまうと大変な思いをすることになるということ。
つまりケータイは大切に扱わなければいけない!。
そう、端末ゼロ円から時代は変わったんです!。
今回のことがあってNatasya的提案。
「突如訪れる端末故障(リスク)についてしっかり検討すべき」
・通話やメールは一日でもなければ困る物である。そこに付け込まれる可能性は?
・付加機能(ワンセグや音楽プレイヤー)は本当にケータイで実装すべきか?。
・内容があいまいな保険には入る意味はない。
・かといって修理等の急な高額請求に泣き寝入りしない。
→高機能端末を購入する場合は別に1台は必ず予備端末を持っていたい。
3G携帯であればSIMカードの差し替えのみで通話&メール機能を
違う機器に逃げることができるから。それで時間をかせぐことができれば、
ソフトバンクに頼らずとも安価な方法(中古端末とか、オークションとか)を
見つけることもできるし、現状を落ち着いて考えられると思う。
i-phoneの場合はメールアドレスの互換性が無いので、リスクを考えたら
できればメイン端末とは別のセカンド端末として持っていた方がいいかも。
あと、早くSMSが通信会社をまたいでできるようになるといいですね!。
(基本的に合意したみたいです)
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