青春18切符を片手に朝の7時前に家を出発。
着いた所は大阪日本橋。そしてまた来てしまった電気街・・・。
そこで出会ったのが一台の車。
オタロードと呼ばれるエリアの駐車場に止めてあったこの車から物語は始まった。
[初音ミク仕様車]
このようにマンガ・アニメの絵を塗りたくった車を通称「痛車」と言います。
マンガ・アニメ系イベント時などの特集の中で、週刊アスキーや他のサイトでも
取り上げられるようになっていて一部のマニアでは盛り上がってたりする。
でも実物を間近で見たのは初めて。
かなりキレイに仕上がっている事と、わざわざ大阪まで来ていた事もあり、
ドライバーの人にわざわざ一言伝えて写真を撮らせてもらう♪。
ちなみに車に描かれているのは「初音ミク」だ。
当然知ってますよ。有名。 なはず・・・。
私はオタク道に片足突っ込んでる身なので当然の知識として、
yahooとかでもニュースになったことがあるので世間の認知度はそこそこ。 なはず・・・。
でもその時思ったのが、
「初音ミクか。まだ流行ってんのか?」
程度の感想で、自分の中で初音ミクは萌え対象外にだった。
だから、その時は別にそこまでだったんだけど、、、、
その後に日本橋の電気街を散策している中で、
ゲーセンの前を通るとデカデカと張り出された初音ミクのポスター。
「ついにあのPSPゲームがアーケードに進出!」的な感じのノリで、
さらに大きく「入荷しました!」の文字。
気になったので、ちょっと寄り道程度に初音ミクのゲームの前に行くと、
なんと、アレオレ系な人達がわんさか並んでいるではありませんかっ!。
「え、こんなに流行ってんの!?」
という衝撃。
それに加えて、人気格闘ゲームのバーチャファイター5とかにも使われている
ハイビジョンディスプレイシステムの中で歌えや踊れやの超キレイな初音ミクがっ!。
この時、正直、☆ちょっと萌えた...☆。
これはもしかして俺は世間のブームに乗り遅れているってこと?。
確かに今週の週刊アスキーの表紙は初音ミクだったし・・・。
それを悟ってから、電気街のゲーム屋を回ってPSP版の初音ミクを探した。
最近になって「2」が出ている為、「1」が値崩れしているはずだ。
そう、まずは牽制球。
いきなり高値の「2」に手を出して肌に合わないといけないので安価になっていた「1」をゲット。
家計にも配慮する素晴らしい旦那を演じてみる。
結果、この日大阪まで行きながら購入した物はこれだけだった・・・。
大阪にはPSPを持っていってなかったので、帰宅後にさっそくプレイ。
「あぁ、これヤバい・・・。」
[PSP 初音ミク -project diva- ]
その約1時間後にはどっぷりゲームにはまってしまった。。。
※ちなみ、この状態を世間では「みっくみくにされる」と言う。
ゲーム評論家としての側面も持つ私からコメントするとすると、
早い話が「アイドルマスター」と「ポップンミュージック」の中間的なゲーム。
分からない人も多いと思うので簡単に説明すると、
①初音ミクの歌う歌のリズムに合わせてボタンを押すリズムゲーム。
②タイミングよく押すと点数が加算され、高得点を取ると新曲やアイテムゲット。
③さらに高得点を取ると、PV(プロモーションビデオ)として鑑賞可能。撮影可能。
④初音ミクが萌える。(容姿&声&振り付け等々)
⑤そして、曲が良い。多い。
その中で毒性のある激アツ注目ポイントは③と④と⑤。
<④の素晴らしさ>
初音ミクの声はそもそも「合成音声」なのである。
そもそも初音ミクとは「Windows用音楽系ソフトウェア」の商品名で、
「メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした
歌声を合成することができる」というプログラムなのである。
そして、それで使われている合成音声技術を開発したのは、
私が愛してやまない、あのYAMAHAだったのである!。
話はちょっと脱線して。。。
YAMAHAと言えばバイクのイメージが一般的だが、
ピアノや電子楽器といった音楽分野にも高いシェアを持っていて、
学生時代に非常に感激したのがYAMAHAのMIDI音源(電子楽器音楽)。
MIDI音源は今こそ一般には衰退してしまったが、当時それなりに流行していた。
ある日、パソコンの標準サウンドボードが壊れてYAMAHAのボードを購入した。
そしたら今までに再生していたMIDI音楽がカスに思えた。
同じMIDIデータを再生しているのにYAMAHAのボードに変えただけで
音が美しすぎる!。以来、とにかく電子楽器と言ったら絶対YAMAHA!。
金メダルと言ったらYAWARA!。 なのである!。
とくかくそのくらい凄いYAMAHAテクノロジーですよ!。
だから合成音声なんだけどミクの歌声はかなりイケてる。
そしてSEGA渾身のCG技術のミックスでトータル的にかなり萌えれます☆。
<⑤の素晴らしさ>
初音ミクボイスの利用は「営利目的でなければ基本的に自由」という
ライセンス関係の寛容さから、初音ミク作品をニコニコ動画上でUPする職人が続出。
今までもネット職人は作曲とCGまではパソコンで作成できていたが、
しかし、声に関しては歌ってくれる人がいなければどうにもならない。
そこに初音ミクが登場した。
パソコンで歌声を作成できるようになった職人達は、自身の作曲した曲に
初音ミクのボイスを合わせてネット上に公開し、その結果多数の人気楽曲が現れた。
そういうアマチュア制作の傑作曲が多数収録されているのがたまらない。
<③の素晴らしさ>
この撮影機能がマニアにはたまらない!。
これはアイドルのライブを撮影する感覚です。
昔、Nintendo64でポケモンを撮影できるゲームがあって、
人気があったのを記憶しているけど、あんな感じで思わず燃えてしまう。
いいショットが取れると思わず「ヨッシャ!」してる自分が悲しくもある。
そしてある日、一緒に研修に行ってた後輩のK君とS君に
そんな初音ミクへの思いを語ってみたところ、こんなリアクションがあった。
K君:「あ~、ミクの姉とかも人気になってますよね~」
S君:「ミクに上手く歌わせることを『調教』って言うんですよ。」
Natasya:「そ、そうなんだ。。。」
俺が完全に流行に乗り遅れちゃっていたのか、、、
それともたまたまこの二人が強者だっただけなのか、、、、
ただひとつ思うのは、最近自分がオタク化しているなぁって思う事。
「ま、いっか♪」
そして今日も嫁ちゃんが寝てる横で夜な夜なPSPのボタンを連打し続ける
嫁ちゃんに優しくない迷惑な旦那様であった・・・。
コメントする