最近ハマッているレトロゲーム動画。
前々回にも取り上げたレトロゲームの話の続き。
前々回は、最も金を投入したゲームの話(脱衣麻雀だった)をしたけど、
今回は過去の自分が「衝撃を受けたゲーム」の話をしようかと。
あ、今回は結構マジメな感じです。
なんでマジメな話かっていうとNatasyaは実は昔、
ゲームクリエイターを目指していたことがあるから。
実は就職活動でゲーム会社を何社も受けました。(全部落ちましたが・・・)
なので、Natasyaがゲームを見るときには必然として、
企画自体の面白さや、アーキテクチャ(技術的)な部分を見ることが多かった。
今回は、そういう観点での思い入れのあるゲームの話です。
1つめはF-ZERO。
時代はスーパーファミコン期。
スーパーファミコン本体と同時発売のゲームのうちのひとつ。
同時発売はこのF-ZEROと、「スーパーマリオワールド」の2本だったのだが、
今でも覚えているのが、スーパーファミコン発売日のニュースステーション。
キャスターが番組中に「スーパーマリオワールド」をやってみせたのだが、
プレイしながらしきりに絵の綺麗さを言っていた。
そりゃファミコンに比べれば絵が綺麗なのは当然だけど、
PCエンジンやメガドライブが既に市場にあったんだから
評価すべきはそこじゃないだろう!
としきりにツッこんでいた。
スーパーファミコンの神髄は、家庭用ゲーム機で初めて実装した
「回転・拡大・縮小」機能に決まっている。
それをフル活用しているF-ZEROこそ本当に注目すべきソフト
であったはずだと、しきりに思っていた。
このF-ZERO、ホントに革命。
「回転・拡大・縮小」を使った疑似3Dのレースゲームで、
「2Dの面」で書かれたコースをまさに「回転・拡大・縮小」することで、
その面の上を走っているような演出をうまく作り出していた。
こんな使い方、よく考えたなー、と純粋に感動していた。
同様の表現でマリオカートが出てくるが、
疑似3Dを極めた表現力で、さすがの一言だった。
でも、それからすぐ本当の3Dポリゴンの時代が来た。
セガのバーチャレーシング。
テクスチャーの無い淡泊なグラフィックだけど、
表示されている構造物が完全に3Dで表示されていて、
これこそ真の3Dゲームなんだと衝撃を受けた。
ゲームセンターにあったデラックス筐体で
1回300円~500円もしたけど、相当やりこんだ。
その後は、リッジレーサー、デイトナUSAや、セガラリーが出てきて、
自分的にもレースゲーム黄金期を迎えることになった。
で、ベストオブ衝撃度No1なのは、「ギャラクシアン3」。
シアター型の筐体で、同時に6人までプレイできた。
いわばスターウォーズの世界。
スペースシップに乗って、迫りくる敵を打ちまくるという物。
これがとってもよくできていて、大スクリーンで臨場感も抜群。
スペースシップのナビゲータ(エヴァでいうマヤさん)の声による演出も熱い!。
こんだけ素晴らしいゲームなんだけど、
近くにあったゲームセンターではなぜか全く人気がなかった・・・。
最後の方は1プレイ100円だったけど、それでも人気がなかった。なぜ?。
ギャラクシアン3のプレイ動画をyoutubeで見ると今でもゾクゾクします。
ぜひ見てください。
そして最後は「絵描衛門」。
読み方は「デザエモン」です。 。。
プラットフォームはファミコンです。
見よ!、このシンプルなタイトル画面。
プレイステーション版が結構有名かもしれないけど、元祖はこのファミコン版。
シューティングゲームを全て自分で作れるという「超」画期的なゲーム。
それがなんとファミコン時代にあったこと自体がスゴイ、な衝撃的なゲーム。
カセットの大きさが光栄のゲームと同じくらいデカかった・・・。
あと何故か歌舞伎風な絵柄のカセットだった。(だから絵描衛門?)
特に衝撃的だったのが、キャラクター、敵、弾、爆発などのドット絵、
音楽までも全て自分で作れるという「自由度」の高さ。
そして、さらに衝撃的なのは「制約のキツさ」。
当時のファミコンっていうのは54色のうち、25色しか同時に使えない。
そのうちデザエモンでは1つのキャラクターでは使える色は3色まで。
(透明色を入れると4色)
その上、ユーザーが使用できるカラーパレットは16色だけだった。
だから最初に決定した16色で全てのドット絵の色を共有する。
だから途中で色を変更すると、今までその色を使っていたドット絵までも
色が変更されてしまうという、ドM仕様!。だから好きに色が使えないのだ!。
それでもクリエイターのタマゴとしては、そんな制約には負けてられなかった。
がんばってツインビー的な物を作りましたよ。
グラフィックはそれなりだけど、ゲームバランスもかなり調整したし、
我ながらかなりの良作を♪。
そんなある日、
友達にその名作の入ったのカセットを貸してあげたことがあったのだけれど、
数日後に返ってきたとき、友達の作ったゲームに変わってしまっていた事があった。
電源投入時に表示されるナゾのタイトル・・・。
「便便バトル トイレット!」
主人公がトイレットペーパー、
敵として便器やウン○が飛び回るという
もう見てられない次元のグラフィック・・・。
しかも無茶苦茶なゲームバランスが・・・。
まさに俺のデザエモンは、クソゲーと化した。。。
プレイ中は友達と一緒にプレイしていたが、
実は家に帰ってから泣いた・・・。
今回は、そういう悲しい物語。
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