大竹まことの ただいまPCエンジン売却中

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Natasyaの実家にはまだ自分の部屋が残っております。

今でも自分の部屋のクローゼットを開けると、当時(主に学生時代)に購入した

無数の本、CD、ゲームなどのいわゆる文化遺産が残されているわけです。

 

過去に何度か嫁ちゃんからこれら文化遺産の「現金化」を検討するよう、

要請があり、2度ほど文化遺産の調査と売却をしています。その結果は、

 

・第1回棚内調査  【対象】大量のエロ本   ←数百冊のエロ本を売って万超え。

・第2回棚内調査  【対象】一部のゲーム   ←初音ミク(PSP)が意外に高値で売却。

 

たまたま2回とも結構な金額になりました。

(たぶん過去にブログの記事にしていると思われ)

その実績を受けて我々調査兵団は、このたび第3回棚内調査を実施しました。

 

今回の調査のターゲット(対象)は、主にレトロゲームです。

レトロと言ってもどこからがレトロなのか定義は適当ですが、

ようするに学生時代に購入した主にゲームが調査の対象です。

 

学生時代に購入したゲームとなると、主な対象ゲームハードは、

プレイステーション、セガサターン、そしてPCエンジン、

歴代ゲームボーイ(カラー、アドバンスド)。。。。てなところ。

 

それらはそもそも現時点でまともに動作するハードが手元にないので、

プレイすることもできない。つまり持っていても「意味はない」。だから、

ゲームソフトの保存状態が比較的いい物は売って現金化すべき、ということです。

ものすごく合理的で正しい意見です。逆らいようがありませぬ。

 

でももしかして、プレミアがついているソフトももしかしてあるかも?。

当然、そんな期待もしちゃいます。だから今回はネットで相場を検索。

特にPCエンジンなんかはコアなファン多いので少し期待しちゃいます。

 

で、調べたところ、若干プレミアがついていそうな物を2点発見!。

 

PremiumGames.jpg

 

 プレミアがついたのはこの2点。

やはりPCエンジンのソフトである。

 

・悪魔城ドラキュラX 血の輪廻

・CD麻雀 美少女中心派

 

 

せっかくなので、これらがなぜプレミアなのか考察してみたい。

 

【悪魔城ドラキュラX】

 これはPCエンジン史上、間違いなく最高傑作のアクションゲーム。

 こんな良作をよくPCエンジンで出してくれたな、と思うほど。

 だからこそ逆にプレミアと言われても納得できる。

 Natasyaはもともとは友人が購入したので借りてプレイしたのだが、

 あまりに「良質ゲーム」だった為、自分でも欲しくなってしまい別途自分用に購入。

 そういう判断をする位のデキの良さだった。

 特に素晴らしいのは「音楽」。もともと定評のあるドラキュラシリーズの音楽だが、

 PCエンジン版ではCD音源(CD-DA)で収録されていることがプレミアムの一因であると思われる。

 「CD-DA」とは、要するに音楽CDプレーヤーで楽曲が再生できる、ということ。

 もちろんiTunesで取り込みも可能なのだ。(←ちゃんと曲名までDBから引っ張ってくるのも最高)

  ※ちなみにプレイステーション以降のゲームでは、ゲームソフトの媒体はCD-ROMだが、

  ※音楽をCD音源で収録しているのは皆無である為、音楽プレーヤーで再生できたりはしない。

 つまり、何百万~何千万する最高級の業務用機材で演奏された高音質楽曲を

 唯一そのまま聴ける価値、

 

 それがプレミアだ!。

 

【CD麻雀 美少女中心派】

 要するに脱衣麻雀ゲーム。そして、このゲームにプレミアが付く理由は二つある。

 一つ目は、パッと見あまり可愛くないキャラクター、なんだけど、

 実はその何年後に同じ人が描いたキャラクター原画のプレイステーション用ゲーム

 「トゥルーラブストーリー」が大ブレイクを果たす。

 つまり有名原画家のブレイク前の作品であると言えるから、後になって人気が出た。

 二つ目は、当時家庭用ゲームではありえなかった「乳首」が描かれていること。

 当時の家庭用ゲーム機では乳首露出はNGであった。そのゆえにこの作品は

 ハード提供会社の「無承諾」の状態で市場に流通された。ある意味グレーな作品。

 つまり、有名原画家が書いたキャラクターが乳首アリで登場するという点、

 

 それがプレミアだ!。

 

 

で、そんな事前情報を持って、買い取り店に持って行った結果は・・・。

 

店員:「PCエンジンとセガサターンは買い取りできません」

 

Natasya:「リヴァイ兵長ーーーっ!」 

 

「ぐぬぅー」と思いながらも正直ホッとした。

まぁ、一般の買い取り店では無難な選択かもしれない。だってニーズがほとんど無いだろうし。

こういうのは本当の価値がわかるアキバのレトロショップで買い取ってもらうべきなんだろう。

 

 

さて、前置きはここまでにして。

せっかくなのでここからはTVゲームにおける「乳首」の扱いについて語りたい。

 

PCエンジンによって大容量CD-ROMが初めて家庭用ゲーム機に持ち込まれ、

グラフィックを大量に使うゲームが生まれてきた。

そうすると「絵」を売りにするゲームがたくさん現れてくる。

そのうち、だんだんとエロい絵で売るようなゲームが出てくる。

そこでどこまでエロが許されるのかの基準が必要になってきた。

 

 問い:家庭用ゲーム機でどこまでエロがOKか?

 答え:乳首が見えなければOK。

 

これが「乳首基準」。

当時PCエンジンでの基準だったと思うが、

20年以上経過した今でもこの基準は動画サイトでも採用されている。

 

この「乳首」という線引きは、誰にでも同じ基準が適応できる

ある意味で優秀な考え方だと思う。

 

ただ、「エロ」という物には無数のベクトルがある。

逆に乳首が見えなければ一般ゲームとして扱われる、という解釈をする者も出てくる。

実際に一時期、18禁のエロいゲームに対して乳首だけをうまく隠して

家庭用ゲーム機に移植する、という技が横行した。

つまり文章的に「これって絶対にヤッちゃてるじゃん」って内容でも、

とりあえず乳首が見えてなければオッケー的なゲーム。

PCエンジンやセガサターンで結構あった。

 

そんなんあったから改めて思う。

 

「エロって深いからなぁ~」

 

 

インターネット全盛のこの時代。

ネットで検索すれば何でも見えてしまう時代に「親として生きる者」として考えされられる。

本当に「乳首」さえ見えなければそれでいいのか。

サービス企業が建前として「自主規制してますよ」の都合のよいポージングの道具になっていないか。

エロの基準をしっかりと設けるべきではないのか。と。

 

だが、そんなこんなを考えている間にも、

左側だけ大きくなってきている自分の乳首の方が正直気になっているNatasyaなのであった。

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